米国ホンダは7日、『アコードクロスツアー』を今秋発売することを明らかにした。
クロスツアーとは、クロスオーバーに近いニュアンス。セダンとステーションワゴンをミックスさせた高い機能性がセールスポイントだ。トヨタが『カムリ』のプラットフォームを使って開発した『ヴェンザ』がライバルとなる。
現時点では、写真やスペックは公表されていない。スクープ写真などから判断すると、新型は北米向けの『アコード』をベースにした5ドアハッチバックで、4月のニューヨークモーターショーで公開されたアキュラ『ZDX』のホンダブランド版といった位置づけになるようだ。コンセプトは、BMWの『5シリーズGT』に近いかもしれない。
エンジンはアコードと共通。2.4リットル直4(177ps)と3.5リットルV6(271ps)が設定される見込みだ。
新型アコードクロスツアーは、2010年モデルとして今秋、米国市場へ投入。ホンダの車種ラインナップでは、『CR‐V』と『パイロット』の中間に位置する。従来、ホンダになかった新種のクロスオーバーが、低迷するホンダの米国販売の起爆剤となるか、注目される。