【D視点】保守本流のデザイン…BMW 7シリーズ

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保守本流に相応しいテクノロジー

先代7シリーズから始まったBMWの新世代デザインは、『Z4』、『5シリーズ』、『1シリーズ』、そして『3シリーズ』と一巡した。日本の歌舞伎の隈取のようなヘッドランプで睨みを利かせたフロントマスクを中心に、硬くて鋭い線で構成されたボディラインは、他社のクルマの追従を許さない強烈なインパクトを放っていた。

新型7シリーズは、革新的な新世代デザインの基本形を踏襲しながら熟成を図ることで、新たなデザインの船出としたようだ。革新の次に保守が来るのは理屈にもかなうし、保守的で中身の濃そうなデザインは、BMW本来のイメージにも近いような気がする。

BMWの示した、少ないエネルギーで、高い性能を実現する「エフィシェント・ダイナミックス」のコンセプトは、今日の状況から、ラグジュアリーカーであっても避けては通れないことを暗示させる。しかし、その具現化が、重量増が懸念されるハイブリッドシステムの選択ということには、疑問もわいてくる。

2010年市場投入を宣言するからには、自信の持てるハイブリッドの7シリーズであることを予想させるが、それでも、後追いのイメージは拭いきれないのだ。BMWのこだわり、或いは、保守本流に相応しい、テクノロジー選択を期待する人は、多いに違いない。

《松井孝晏》

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