5月18日に発売した、トヨタ自動車の新型ハイブリッドカー『プリウス』。発売から最初の週末を迎え、累計受注台数が10万台を突破したことが明らかになった。今注文しても納車時期は、すでに10月以降になる見通し。
発売から最初の週末となった23、24日の発表展示会にはトヨタ系ディーラーの各営業所には、多くのプリウス目当ての顧客が訪れ「ショールームは久々の活況に沸いた」状態に。トヨタ車以外の顧客も多く、プリウスの試乗には順番待ちになった販社も多かった。
販売会社の一部には、ホンダのハイブリッドカー『インサイト』のレンタカーを独自に調達、プリウスと乗り比べしてもらって販売促進したケースも。
受注も好調に推移し、発売前に8万台を獲得した累計受注台数はさらに伸びて、10万台を突破、11万台に迫っているという。トヨタ自動車では、新型プリウスの受注方式では、ユーザーからの注文と販社からの発注をリンクさせる新しい方法を導入しており、どのチャンネルのトヨタ系ディーラーに注文しても納期はほぼ同じになるとしている。
ただ、プリウスの販売は絶好調だが、一部のトヨタ系ディーラーでは5月の受注のうち、8割が新型プリウスというケースも。トヨタ系でもプリウス以外のモデルの受注は大幅マイナスが続いており、一本足打法を危惧する声もある。