フォルクスワーゲンは20日、オーストリアで開幕した「Wortherseeツアー」で、『ゴルフGTIストリート』を披露した。フォルクスワーゲンの職業訓練生が、新型『ゴルフGTI』を301psまでチューニングしている。
Wortherseeツアーは今年で28回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲン&アウディのファンイベントだ。Wortherseeツアーでは恒例の「GTIミーティング」を開催。そこで公開されたのが、このゴルフGTIストリートである。
GTIをチューニングしたのは19-22歳までの5人の職業訓練生。彼らはフォルクスワーゲンのトレーナーのアドバイスを受けながら、約3か月の期間をかけて、GTIの性能アップに取り組んだ。
2.0リットル直4ターボの「TSI」は、吸排気系やコンピューターを中心に徹底チューニング。その結果、オリジナルの210psを91psも上回る、301psというパワーを獲得した。
トランスミッションは6速MT。足回りは225/35ZR19サイズのピレリ製タイヤを履き、サスペンションを強化。ブレーキは先代『ゴルフR32』用にグレードアップした。ステンレス製エグゾーストも採用する。
外観はホワイトを基調に、ボンネットやルーフにブラックストライプを入れたレーシーな仕上げ。専用バンパーやルーフスポイラーもベース車からの変更点だ。室内にはスポーツシート、26インチモニター、「Xbox360」などが奢られる。
ノーマルでも十分に速いゴルフGTIを、さらに進化させたGTIストリート。その潜在能力の高さには驚かされる。