オペル インシグニア OPC…今度はワゴン版がデビュー

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オペルは20日、『インシグニアスポーツツアラー』に高性能バージョンの「OPC」を設定した。チューンド2.8リットルV6ターボ(325ps)に、ニュルブルクリンクで鍛えた足回りを組み合わせ、0-100km/h加速6.3秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を実現する。

OPCとはオペル・パフォーマンス・センターの略。市販のオペル車をベースに運動性能を磨き上げたモデルを10年前から開発しており、すでに『アストラ』『コルサ』『メリーバ』『ザフィーラ』にOPC仕様をラインナップ。4月には『インシグニアセダン』にOPCを投入したばかりだ。

インシグニアのOPCは、2.8リットルV6ターボ「エコテック」をベースに、吸排気系を徹底チューン。最大出力325ps、最大トルク44.4kgmと、ベースエンジンに対して、25%ものパワーアップを果たした。トランスミッションは6MT。エンジンや排気音のサウンドにもこだわりを貫いた。

足回りは、ドイツ・ニュルブルクリンクにおける1万kmに及ぶ走行テストで、徹底的に鍛え上げられた。フロントのストラットサスペンションは「ハイパーストラット」と名づけられ、トルクステアの低減、グリップの向上を狙ってチューニング。さらに「フレックスライド」サスペンションも導入され、ドライバーの好みに応じて、「スタンダード」「コンフォート」「スポーツ」の3モードが選択できる。

リアに電気式LSDを組み込んだ「アダプティブ4WD」も専用チューン。ブレーキはブレンボ製が奢られ、クロスドリルドタイプのローターは355mmと大径仕様とした。タイヤサイズは245/40ZR19で、オプションで255/35ZR20サイズも選択できる。

外観は専用前後バンパー、メッシュグリル、サイドスカート、マットクローム仕上げのデュアルエグゾーストなどがOPCのキャラクターを特徴づける。フロントバンパー左右には、迫力の大型メッシュインテークを装着。室内はレカロシート、フラットボトムステアリングホイール、専用シフトノブなどを採用し、スポーティな雰囲気を演出している。

インシグニアOPCは、欧州では今秋から販売がスタート。なお、英国ではヴォクスホール『インシグニアVXR』としてリリースされる。オペル関係者によると、ライバルはアウディ『S4アバント』やBMW『335iツーリング』とのこと。OPCが新生オペルのイメージ向上に果たす役割は、大きいと思われる。

《森脇稔》

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