15日、チーム側の組織であるFOTAとFIAによるバジェットキャップ導入を巡る会合が開かれたが、合意には至らなかった。
マックス・モズレーFIA会長は「非常に友好的なミーティングだったが、結局のところチーム側が『バジェット・キャップよりもいい案を出せるかどうか探る』ということが決まっただけだ。すでに正式発表しているエントリー期限(5月29日)を見直すことはできないし、新規参入しようとする新チームのポテンシャルを阻害することはできない。ただし、彼ら(既存チーム)の意見に耳を傾ける気はあるよ」とコメント。
この日の会議では、FOTAのトップでもあるフェラーリ社長のルカ・モンテゼモーロ氏は実父が亡くなったため急遽欠席となったが、フェラーリがFIAのレギュレーションの合法性を巡ってフランスの裁判所に訴訟を起こしたことも明らかになっている。