【新聞ウォッチ】トヨタの“プリンス”と新型 プリウス、本日デビュー

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年5月18日付

●大阪・兵庫感染92人に、新型インフル休校1400校超す(読売・1面)

●岡田氏幹事長に、小沢氏は代表代行、民主新体制(朝日・1面)

●エコで勝負、家庭での電力供給源を開発、トヨタ自動車トヨタホーム(毎日・7面)

●日系企業50社に83億円支払いへ 米クライスラー(産経・10面)

●GM・クライスラー、ディーラー削減全米に影響拡大、雇用喪失10万人超え(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が東京・江東区の「MEGA WEB」で本日午後、いよいよ新型『プリウス』の報道発表会を開催する。 すでに新型モデルをGW中には高速道路のサービスエリアなどで事前に展示するなど、新鮮味には欠けるが、会場でのもう一つの焦点はトヨタの次期社長に内定している豊田章男氏の本格デビュー。

本来、自動車メーカーにとって最高のイベントである新車の発表会は時の社長が仕切るのが通例。しかし、今回は2期連続の営業赤字を「率直に反省」する渡辺捷昭社長ではなく、豊田章男次期社長があいさつするという。

17日付の産経は「底流・ニュースの裏側」のコラムで「正念場のトヨタの“切り札”が、18日に発表するハイブリッド車の新型「プリウス」と6月に社長に就任する創業家の豊田章男氏だ」としながらも「切り札は、いずれも“もろ刃の剣”の危うさもはらんでいる」と指摘する。つまり、新型プリウスの予約受注台数が8万台を突破するなど好調のようだが、「販売店も想定できなかった安値設定によって、他のトヨタ車種が売れなくなるというリスクをはらんでいるためだ」という。

民主党も鳩山由起夫新代表に交代して支持率が自民党を上回るほどの回復を示した。何はともあれ、一足早いトヨタの新社長“お披露目”に注目したい。

《福田俊之》

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