日産 GT-R、FIA GT選手権にデビュー

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NISMOと英国のレーシングチーム、Gigawave MotorSportは3日、英国シルバーストーンサーキット(1周5.140km)で開催された2009FIA GT選手権開幕戦で、日産『GT-R』をデビューさせた。結果はマシントラブルにより、リタイアだった。

日産とNISMOは2月27日、2009年のモータースポーツ活動体制を発表。日産GT-RでFIA-GT1クラスに参戦すると宣言した。ドライバーにはミハエル・クルム選手とダレン・ターナー選手を起用。2009年はマシンの性能を確認する目的で、英国のレーシングチーム、Gigawave MotorSport から、4戦にスポット参戦する。

エンジンは、GT-Rの3.8リットルV6ツインターボ(485ps、60kgm)に代えて、北米専用フルサイズSUV、日産『アルマーダ』やインフィニティ『QX56』用のVK56DE型5.6リットルV8を搭載。最大出力600ps、最大トルク66.3kgmを発生する。トランスミッションはRicardo製6速シーケンシャルで、トランスアクスルレイアウトを採用。駆動方式はFIAの規定により、4WDからFRに改められた。

ボディパネルはカーボンファイバー、ウインドウはプラスチックに変更され、車重は 1250kg。市販仕様のGT-Rが1740kgだから、490kgも軽い計算だ。リアには、ダウンフォース獲得を目的に、大型ウイングが装着される。

開幕戦、GT-Rは11番グリッドからスタート。そして8位で走行中の28周目、リアサスペンションにトラブルが発生し、残念ながらリタイアとなった。ちなみに開幕戦を制したのは、サリーン『S7』。2位にはマセラティ『MC12』、3位にはコルベット『Z06』が入った。

GT-Rのデビュー戦の模様は、開発テストのオンボード映像とともに、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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