伊ランチアはイタリア語公式サイト上で、近日公開予定という“謎の物体”を紹介している。
「ランチア史上最大、かつ最強の1120馬力を搭載!」というこの物体は、マルティーニ・レーシングのシンボルストライプが施された黒いカバーで覆われている。
明らかにクルマとは想像しがたいボディ形状だ。周知のようにランチアは創設者ヴィンチェンツォ・ランチア(1881-1937)の名に由来するものだが、イタリア語の「lancia」にはボートという意味がある。それに加え、船舶エンジンも手掛けるフィアット・パワートレイン・テクノロジー社(FPT)との共同事業であることから、「つまるところ海上を走るアレか?」との憶測が飛んでいる。
なおランチアは1969年にフィアットに吸収されるまでトラックなど商用車も手がけていたが、自社で船舶を手がけていた歴史はない。