トヨタ自動車は7日、レクサスブランドからスポーツセダン『IS250』をベースに電動開閉メタルトップを採用した2ドアクーペ/カブリオレモデル『IS250C』を発表した。同日より全国のレクサス店で販売を開始する。
IS250Cのルーフは3分割式で、軽量なアルミ合金製ルーフとオール電動システムを採用した。これによりスムーズな開閉と静粛性を実現する。開閉にかかる時間は20秒で、トヨタは「3分割の電動メタルトップ車としては世界最速の開閉時間」と語る。
前席はスポーティに、後席はラグジュアリー性を重視し、大人4人が快適に乗車できるキャビンスペースを確保。簡単なスイッチ操作で前席がスライドする「ワンタッチパワーウォークインシート」を採用し、後席への乗降をスムーズに行うことができる。また、コンパクトに折り畳める3分割式ルーフの採用により、オープン時でもトランクには9インチゴルフバッグ1個が収納可能だ。
安全面では、SRSデュアルステージエアバッグ、SRSニーエアバッグのほか、頭部まで保護する新開発の頭部・胸部対応SRSサイドエアバッグを標準装備した。またボディ骨格の補強や床下への効果的なブレース配置により、オープン時でも運動性能と高い衝突安全性能を実現したとしている。
価格は495万円。オプション装着車の「バージョンL」が535万円。
日本での販売を皮切りに、5月からアメリカで、6月からはヨーロッパでの販売を順次開始する。国内での月販目標台数は100台を目指す。