オペル インシグニア、欧州ミッドサイズのベストセラーに

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オペルは1日、新型『インシグニア』が欧州ミッドサイズセグメントのトップセラーになったことを明らかにした。

新型インシグニアは、2008年7月のロンドンモーターショーで発表。『ベクトラ』の後継に当たるミッドサイズクラス車で、ボディは4ドアセダン、5ドアセダン、ステーションワゴンの3種類を用意する。エンジンはガソリン4機種、ディーゼル4機種と豊富で、トップグレードは最大出力260psの2.8リットルV6ターボを搭載している。

欧州の大半の国では、今年1月から4ドアと5ドアの販売がスタートしたが、すでに10万台以上の受注を獲得。1-3月の3か月間では、欧州ミッドサイズセグメントで最も売れたモデルとなった。

インシグニアの販売はとくに地元ドイツが好調。1月にスクラップインセンティブが導入された効果もあり、1-3月は前年同期と比較して、約82%もの伸びを記録した。これを受けて、オペルは5月からドイツ・リュッセルスハイム工場に3シフトを追加し、増産体制に移行する。

インシグニアを購入した顧客の50%はディーゼルエンジンを選択。中でも3人にひとりは、2.0リットル直4ターボディーゼル「CDTI」(160ps)を選んでいるという。DVDナビゲーションは約80%、「AFL+」(アダプティブ・フォワード・ライティング)は約50%、「フレックスライド」シャシーは約35%と、高い装着率を示している。

オペルのAlain Visser副社長は、「インシグニアは他のプレミアムブランドとは異なる新しい価値を顧客に提供した。オペルのシンボル的存在」と、インシグニアの完成度に自信を見せる。

オペルは今夏、インシグニアのワゴン「スポーツツアラー」を欧州市場へ投入。人気にさらに拍車がかかることも予想される。経営再建中のオペルにとっては、明るい話題といえそうだ。

《森脇稔》

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