トヨタの予選1-2で幕を開けた今年のバーレーンGP。トヨタに念願のF1初優勝が期待されたが、残念ながら今回も実現はならなかった。
レース序盤こそトップを守ったトヨタ勢だったが、1度目のピットストップでブラウンGPのジェンソン・バトンが逆転。
ヤルノ・トゥルーリが後続に蓋をする間、リードを広げたバトンはそのままトップでフィニッシュ。早くも今季3勝目をマーク。チャンピオンシップでのリードを31ポイントとして、2位ルーベンス・バリチェロとの差を10ポイント以上に広げた。
2位には先週の中国GPを制し、勢いに乗るレッドブルのセバスチャン・ベッテル。今年初ポールポジションを獲得したトヨタのトゥルーリだったが、ハードタイヤでの走行に苦しみながら3位表彰台を獲得した。
4位にはマクラーレンのルイス・ハミルトン、6位にはフェラーリのキミ・ライコネンが入り、フェラーリはようやく今季初ポイントを獲得した。トヨタはティモ・グロックも7位に入り、ダブル入賞。トヨタとレッドブルは共に8ポイントずつを獲得。コンストラクターズチャンピオンシップのポイントはトップのブラウンGPが50ポイント、続いてレッドブル27.5、トヨタ26.5となっている。
ウィリアムズ・トヨタの中嶋一貴はBMWザウバーのロバート・クビサとの接触があったせいか、このレース唯一のリタイアとなっている。
これで開幕からのフライ・アウェー(遠征)グランプリは終了。次は第二の開幕戦と呼ばれるヨーロッパ初戦がバルセロナで行われる。