気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年4月16日付
●「ミニ・コンバーチブル」全面改良(読売・8面)
●GM「破産法」現実味(読売・9面)
●週刊新潮、誤報認めて謝罪、本社襲撃手記、捏造は否定(朝日・1面)
●エコ特許、日本が優勢、太陽電池・ハイブリッド車(朝日・7面)
●7300万円メルセデス(朝日・11面)
●クライスラーと交渉打ち切りも、フィアット(朝日・11面)
●パナソニック・トヨタ、エコ住宅に参入、成長見込み、続々(毎日・5面)
●ハイブリッドバスIOCにPR(産経・24面)
●電気自動車、走行距離1.5倍、官民で蓄電池開発、210億円投資(日経・1面)
●成長事業に人員シフト、トヨタ、車載電池生産へ派遣(日経・3面)
●旭硝子 北九州車向け撤退拠点集約(日経・9面)
●トヨタ・日産・ホンダ、米在庫「適正」近づく(日経・11面)
●三菱自、管理部門にも休業日(日経・11面)
●逆風の自動車業界で上方修正、関東自一転黒字に、前期、コスト削減が押し上げ(日経・13面)
ひとくちコメント
米自動車大手クライスラーの命運をかけたイタリア自動車大手フィアットとの提携交渉が土壇場で暗礁に乗り上げている。
フィアットのマルキオンネ最高経営責任者(CEO)はカナダ紙グローブ・アンド・メール(電子版)とのインタビューで「労働組合がコスト削減を受け入れなければ、交渉のテーブルを離れる用意はできている」と語ったという。きょうの日経など各紙が報じている。
「フィアット、提携合意へ強気の交渉、撤退も示唆、労組けん制」(日経)、「クライスラー瀬戸際」(産経)など、提携交渉は、クライスラーの人件費が大きな焦点として浮上しており、フィアット側はクライスラーに対し「日本やドイツの自動車会社と同等程度に人件費を引き下げる必要がある」と主張。「交渉がまとまる可能性は五分五分」(読売)、「GMとクライスラー、破たん秒読み?」(東京)との見方が強まっている。
クライスラーの再建計画の再提出期限はGMよりも1か月早い、今月30日に迫っている。