【ニューヨークモーターショー09】サイオンから iQ…迫力のスタイル

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米国トヨタの若者向けブランド、サイオンは8日、ニューヨークモーターショーに『iQコンセプト』を出品した。『iQ』をベースに専用ワイドボディキットを装着。迫力のスタイルを生み出している。

iQは2008年秋に日本と欧州で発売。トヨタはiQの米国投入を検討してきたが、米国ではトヨタでもレクサスでもなく、若者向けのサイオンブランドから発売するのが最適との結論に達した。それを受けてトヨタは、カリフォルニア州のチューナー、ファイブアクシス社に、iQのカスタムを依頼。ニューヨークモーターショーで初公開となった。

サイオンの現在のラインナップは、『xB』(日本名:トヨタ『カローラルミオン』)、『xD』(日本名:トヨタ『イスト』)、北米専用小型クーペの『tC』とコンパクトカーのみ。いずれも米国ではクールな車として認知されており、カスタムの素材としても人気は高い。

iQコンセプトの注目は、なんといっても迫力のワイドボディキットだろう。前後バンパー、フェンダー、ドアパネルが交換され、アグレッシブな雰囲気を演出する。ボディサイズは全長3223×全幅1814×全高1445mm、ホイールベース1999mm。日本仕様の iQと比較すると、238mm長く、134mmワイド、55mm背が低い。ホイールベースは共通だ。ボディの大型化は iQのシティコミューターとしての魅力をスポイルするものだが、あくまでコンセプトカーと受け止めれば良いだろう。

ワイドボディキットの装着に合わせて、タイヤ&ホイールは18インチ化。タイヤはヨコハマ「Sドライブ」の245/40ZR18サイズが収まる。サスペンションはテイン製の「スーパーストリート」。ファイブアクシスのエグゾーストシステムも装着された。フロントバンパーにはLEDドライビングランプが組み込まれる。

エンジンは日本仕様の1.0リットル直3(68ps、9.2kgm)ではなく、欧州向けの1.3リットル直4VVT-i(93ps、12.3kgm)を選択。駆動方式はFF、乗車定員は大人3名+子ども1名の合計4名である。

室内は10インチのLCDモニターにナビゲーションやDVDなどのエンターテインメント機能を集約。インパネやシートにはメタリック調のデコレーションが施されている。

米国トヨタは iQの市販に関して、何のアナウンスもしていない。しかし、近い時期に発売されるのは確実。その際は、ワイドボディではなく日本と同じノーマルボディの iQが投入される。

ところで、iQは日本では『ヴィッツ』よりも高級なプレミアムコンパクトに位置づけられている。専門家からは、「レクサスブランドにふさわしい」との意見も聞かれたほどだ。ところが、米国では若者向けブランドのサイオンと、まさに「所変われば」である。

米国トヨタ販売のサイオン担当上級執行役員、ジャック・ホリス氏は「サイオンの若くて流行に敏感な顧客は、クリエイティブで前衛的な人が多い。そんな顧客に iQは受け入れられるはず」とコメント。米国で大ヒットしたスマート『フォーツー』と同じ路線で、iQを訴求していく方針のようだ。

《森脇稔》

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