日野自動車は30日、大型トラクタ『スカニア』のピストンに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年12月1日-2007年7月13日に製作された139台。
原動機の燃料制御プログラムが不適切なため、冬季用の低粘度燃料(軽油)を使用した場合、爆発圧力が増加するとともに、燃焼不良によりカーボンが堆積し、ピストンが損傷してエンジンが破損し、走行不能となるおそれがある。
全車両、エンジンコンピュータを対策品と交換するとともに、エンジンを新品と交換する。
不具合発生件数は23件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。