【インサイト エコランチャレンジ】レスポンス、東京-鈴鹿で27km/リットル、30km/リットル越えチームも

エコカー 燃費

『レスポンス』など12の自動車媒体と2つのホンダ社内チームが東京の同社青山本社 - 三重県鈴鹿サーキット間約400kmを新型『インサイト』で走り、燃費を競う「インサイト エコランチャレンジ」が25日、おこなわれた。レスポンスチームは極端なエコランをせず、あくまでも走行車線の流れに乗って行くという実用的な走りに徹した結果、平均燃費27km/リットルとなった。


◆400kmの道のりをエコラン

抽選でレスポンスチームが引き当てたグレードは中間グレードの「L」。16インチアルミと185/55R16の大径タイヤを履く最上級ブレードの「LS」は10・15モード燃費が28km/リットルだが、ベーシックグレードの「G」とLはタイヤが175/65R15と一回り小さく重量もLSより10kg軽い1190kgで、燃費チャレンジには有利な車両といえる。

スタートは午前6時半過ぎ。ホンダの青山本社を順次出発し、池尻ICから首都高速3号線を経て東名高速 - 伊勢湾岸道を鈴鹿ICでおりて鈴鹿サーキットでフィニッシュというルート。ルートは総計約400kmとなる。なお、途中でチェックポイントとして富士川SAと浜名湖SAに必ず入らねばならない。

スタートから7時間半以内にゴールに到着できなかった場合はマイナス2km/リットル、チェックポイントをスルーしてしまった場合はマイナス1km/リットルのペナルティが与えられる。


◆26km/リットルの壁

スタートはライター井元が担当。当然ながらECONモードはONでエアコンは送風のみ。朝の通勤ラッシュ時間という燃費運転には不利な条件の中、レスポンスチームは前のクルマに詰まっては減速、前のクルマがいなくなっては加速、また詰まって減速を繰り返す。

それでも横浜でのエコラン経験のある井元のテクニックで、流れに乗りつつアンビエントメーターのグリーンを維持しながら走り、28km/リットルあたりで安定させた。が、大井松田IC過ぎたあたりからの上り坂ワインディングでは速度を維持するためにスロットルを開け気味にせねばならず、最初のチェックポイントである富士川SAについた段階で25.8km/リットルまで落ち込んでしまった。

ここでドライバーを編集部北島に交代。富士川SAから浜名湖SAまでは比較的平坦な道が続くため好燃費を期待したが、このあたりから強い雨が降り始めたこと、また走行車線の流れに乗って100km/h前後での巡航をしたことがたたって思ったように伸びず、第2チェックポイントの浜名湖SA到着時で26.2km/リットルにこぎつけるのがやっとだった。


◆レスポンスチームは8位

再びドライバーは井元に。伊勢湾岸道のアップダウンや強い横風が吹き抜ける中、鈴鹿ICまでを26.3km/リットルで乗り切った。鈴鹿サーキットまでの一般道では、気筒休止やモーター走行を駆使しながら目的地を目指した結果、最終平均燃費は27km/リットルを達成した。

これは参加14チーム中8位となる。なお、平均燃費で30.5km/リットルを記録した『ドライバー』チームだが、制限時間をオーバーしたためペナルティを課されて2位、30.1km/リットルながら時間内ぎりぎりに到着した『カートップ』が優勝した。3位は最上級グレードのLSながら28.4km/リットルの好記録を得た『ENGINE』。

極端なエコランではなく、走行車線の流れに乗って走った(おおよそ80 - 90km/h)結果の27km/リットルということで、たとえばエアコンON・100km/h+αの巡航に終始しても20km/リットル以上の数字は十分に現実的といえる。また、一般道の燃費が思いのほか良く、高速走行時に比べて平均燃費が落ちるどころか上がったことも印象的だ。


◆誰でも好燃費がたたき出せる工夫が詰まったUI

それにしても、400kmを走って燃料計が3分の1程度しか減っていないことには驚くばかり。インサイトの燃料タンクは40リットル。今回のような走りをすれば航続距離は1080kmとなるわけで、これは東京から本州の西端の下関まで(約1020km)を無給油で走れる計算だ。

インサイトの凄さは、ECONモードによるハードウェア制御に加え、アンビエントメーターや、インフォメーションディスプレイ、そしてインターナビなどのUIの工夫により、どんなドライバーでもこの燃費を出せるように仕立てていくことにある。
《北島友和》

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