BMWは17日、『5シリーズGT』(グランツーリスモ)の市販バージョンのティーザー映像を制作。動画共有サイトで公開した。
BMWがジュネーブモーターショーで初公開したのが『5シリーズグランツーリスモコンセプト』。セダンやSUV、ステーションワゴンの機能を1台にまとめた、まったく新しいジャンルを提案したモデルである。
シャシーは次期『5シリーズ』と共用。全高はセダンとSUVのほぼ中間で、クーペのようなルーフラインを持ち、テールゲートは『X6』のように傾斜。乗り手のアクティブなライフスタイルを表現する5ドアモデルとして開発された。
ハイライトは、航空機のファーストクラス並みを標榜する快適性だ。ボディサイズは全長4998mmで『7シリーズ』の5070mmに迫る大きさ。ホイールベースは3070mmと7シリーズと同じ長さが取られた。この結果、5シリーズGTは後席足元にたっぷりとした空間を確保。また、全高は1559mmあり、前後席ともに頭上空間に十分な余裕を持たせている。
荷室には新アイデアとして、2段階で開閉できるハッチゲートを採用。大きな荷物を積む時は、ハッチゲートをフルオープンにし、ちょっとした荷物を載せたい場合は、小型ゲートを開けて対応する。荷室容量は570-1650リットル(VDA測定法)を確保した。
5シリーズGTは9月のフランクフルトモーターショーで正式発表予定。市販バージョンへの期待が高まるこのPR映像は、動画共有サイトで見ることができる。