【ジュネーブモーターショー09】ドイツ製スーパーカー アポロスピード 登場

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ドイツのGUMPERT(グンペルト)社は4日、ジュネーブモーターショーで『アポロスピード』を発表した。4.2リットルV8ツインターボ(700ps)を搭載し、0-100km/h加速3秒、最高速360km/hという異次元のパフォーマンスを実現する。

グンペルトは元アウディのモータースポーツ部門統括責任者、Roland Gumpert氏が設立。同氏はアウディ在籍時代に、25回の国際選手権レース、4回のWRC(世界ラリー選手権)での栄冠を手にしている。

グンベルトのオリジナルスーパーカー、『アポロ』は宇宙船をイメージしたという独特のデザインが特徴。アポロの進化版であるアポロスピードは、ホイールアーチの形状変更や、エアダクトの追加などのリファインを受け、空力性能やブレーキ冷却性能を引き上げている。リアは新デザインのテールランプや、小型の角度調整式スポイラーが変更点だ。

カーボンとアルミのサンドイッチ構造を導入したボディは1200kgと軽量に仕上げられた。ボディサイズは全長4460×全幅1998×全高1105mm、ホイールベース2700mm。ブレーキはボッシュ製のABSと6ピストンキャリパーが奢られ、タイヤは前255/35ZR19、後ろ345/35ZR19サイズを履く。

ミッドに積まれるエンジンは、アウディ製の4.2リットルV8にツインターボを装着したもので、最大出力は700ps/6500rpm、最大トルクは89.2kgm/4000rpm。6速シーケンシャルMTと組み合わせられ、0-100km/h加速3秒、最高速360km/hという驚異的な性能を見せつける。さらに凄いのは、顧客の希望により、最大出力が800ps、最大トルクが91.8kgmまで引き上げられる点だ。

アポロスピードの欧州での価格は、30万1600ユーロ(約3780万円)から。ガルウイングドアの派手な外観に見合う性能、価格といえそうだ。

《森脇稔》

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