【ジュネーブモーターショー09】ルノー グランセニック 新型…小型MPVの新基準

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ルノーは3日、ジュネーブモーターショーで新型『グランセニック』を発表した。ダイナミックなスタイルにクラス最大級の室内スペースを実現。欧州小型MPVカテゴリーの新基準を提唱する。

初代は『メガーヌセニック』として1996年にデビュー。『メガーヌ』のシャシーをベースに開発した2列シート5名乗りのミニバンは、欧州メーカー初の小型MPVとして人気を博した。1998年からは、日本にも導入されている。

2代目は『セニック』を名乗り、2003年に登場。この時、ボディを伸ばして3列シート7名乗りとしたグランセニックが、新バリエーションとして追加された。2代目は2005年に日本上陸を果たすが、グランセニックだけの設定となっている。

グランセニックとしては2代目となる新型は、2列シートの5名乗りと3列シートの7名乗りの2タイプを用意し、幅広いニーズに応える。外観はヘッドランプのデザインなどに『メガーヌ』シリーズとの共通性が感じられ、MPVでありながらダイナミックなフォルムをまとう。

クラス最大級の室内スペースは新型の大きな自慢ポイントだ。全長が65mm伸びて4560mmとなった効果で、ひざ元スペースは2列目が275mm、3列目が102mmとゆとり十分。特筆すべきは3列目のシート上方のスペースで、842mmと大きな余裕を実現している。また、MPVとしては低めのドライビングポジションは新型にも健在。積極的に運転が楽しめるのは、グランセニックの人気が高い理由のひとつでもある。

荷室容量は旧型比で約10%向上し702リットル(VDA計測法)を確保。さらに、3列目を床下に格納し、2列目を取り外せば、広大なスペースが出現する。2列目と3列目には、12Vの電源ソケットやハンディフックが装備されるなど、ユーティリティも引き上げられた。収納スペースも豊富に設けられている。

エンジンはガソリン3、ディーゼル3の合計6種類と豊富。とくにディーゼル3機種は、CO2排出量140g/km以下という高い環境性能が売りとなる。サスペンションは前がマクファーソンストラット、後ろがトーションビーム。新開発の電動パワーステアリングの採用の効果も手伝って、ハンドリング性能も高次元でまとめられているという。

小型MPVの新基準を打ち立てる新型グランセニック。欧州ベストセラー小型MPVの座は揺るぎないようだ。

《森脇稔》

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