メルセデス・ベンツ日本は27日、『S600』、『S500』のボール・ジョイントに不具合があるとして国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2006年1月12日 - 同年10月3日に製作された409台。
油圧制御式フロント・サスペンションで、ストラットをスプリング・リンクに取り付けるボールジョイントの耐久性が不十分なものがあるため、長距離の悪路走行等によりボールジョイントが破損してストラットが外れ、走行できなくなるおそれがある。
全車両、サスペンション・ストラットを点検し、対象になるものはボールジョイントを良品と交換する。不具合発生はなく、メーカーからの報告でわかった。事故は起きていない。