フィアットは23日、フィアット『500C』の追加写真を公表した。16日に公開されたのは新型のエクステリアスタイリングだけだったが、今回はインテリアが明らかになった。
500Cの最大の特徴は電動キャンバストップ。あえてフルオープン方式とせず、天井だけが開くキャンバストップを採用した。これは、1957年登場の2代目『500』(チンクエチェント)のオマージュと受け取れる。
追加写真からは、500Cの開放的なキャビンが確認できる。キャンバストップは後席頭上まで大きく開くので、オープンカーと同等の爽快感が得られそうだ。また、ヘッドレスト形状が斬新なシートは500シリーズ共通デザインだが、500Cではサイド部分の色使いを変えているのが見て取れる。
パールレッドの専用ボディカラーも初公開。赤いボディカラーに合わせて、キャンバストップの生地がアイボリーでコーディネートされているのがわかる。ちなみに500Cのキャンバストップは、アイボリーのほかに、レッドとブラックの合計3色が用意されている。
フィアット500Cは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。欧州では今夏から販売が始まる。街の視線を独り占めしそうな、キュートなオープンといえそうだ。