メルセデスベンツ Eクラスクーペ 新型…豊かなライフスタイル

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ダイムラーは17日、新型メルセデスベンツ『Eクラスクーペ』を発表。

新型は現行『CLK』の後継に当たるエレガントな2ドアクーペ。1月のデトロイトモーターショーで発表した新型『Eクラスセダン』のシャシーをベースに、伸びやかなフォルムを持つ2ドアクーペを開発した。

フロントマスクはスリーポインテッドスターがセダンとは異なり、グリルに配置される。これはメルセデスのクーペの伝統だ。サイドビューはBピラーレスのデザイン。ボリュームたっぷりのリアフェンダーは1955年式『S220』の“ポントゥーン”フェンダーがモチーフだ。ヘッドランプやテールランプはEクラスセダンと共通イメージだが、実はEクラスセダンよりもひと回りコンパクトな専用ボディをまとう。

インテリアはATシフトの位置が、セダンとの大きな違い。セダンのシフトは新型からステアリングコラムに移動したが、クーペはフロアに置かれる。また、インパネもクーペ専用設計。フロントスポーツシート、独立2名がけのリアシートもクーペだけの装備だ。

新型Eクラスクーペは、3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表された後、欧州では5月に販売開始。ドイツでの価格は4万4684ユーロ(約540万円)からと、価格帯はセダンの上に位置している。 

専用設計のボディや価格から判断すると、新型は非常に贅沢に作り込まれたクーペといえる。豊かなライフスタイルを連想させるPRビデオは、動画共有サイトで見ることができる。

《森脇稔》

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