【トヨタ カローラアクシオ“GT”登場】ワンメークレースは7月開幕

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2009年のSUPER GT選手権の参加台数激減などという話が流れたりしている中、トヨタ『カローラ』のワンメークレースが7月から富士スピードウェイで開催されるというので、現段階での詳細をTRDトヨタテクノクラフトに確認した。

なぜ富士スピードウェイではなくてトヨタテクノクラフトなのか。ワンメークレースのベース車両となるのが、「カローラアクシオ」の「X」グレード。これにターボキットやロールバー、エンジンパーツ、燃料タンクやメタルクラッチなどを装備し、「N2」レース仕様にしたもので争われる。これらの部品やレース車両のコンプリート、コンバージョン、販売を請け負うのがトヨタテクノクラフトだからだ。

まずシリーズ名称は「富士チャンピオンレース カローラ アクシオGTクラス」(仮称)となっている。コースは富士スピードウェイで、年4戦の開催が予定されている。開幕戦は7月12日。

気になる車両の値段は、ベース車両と工賃を含むフルコンプリートで663万2250円、ベース車両持ち込みのコンバージョンで527万6250円となっている。指定部品のみのセミコンプリートで354万5250円、コンバージョンが218万9250円だ。指定部品だけのパッケージだと167万2650円だそうだ。

トヨタテクノクラフト 技術本部 エンジン開発室 第2エンジン設計グループ 設計・適合リーダー山上健史氏によれば、指定部品には、ロールケージ、ターボキット、ECU、ピストン・コンロッド、ローラーロッカーストッパー、フロントスポイラー、サイドマッドガード、オーバーフェンダー、リアウィングが含まれる。

レギュレーションはまだ確定していないが、例えば、ギアは「AE92」や「AW11」のものが流用可能だそうだ。フルコンプリートでなくても市販競技用パーツなどを組み合わせることも可能とのこと。ただ、フルコンプリートでも完全とはいえず、勝ちにいくならN2仕様の車としての製作費はかかるという。

なおベース車両はカローラアクシオのXグレードだが、2月から販売がスタートした「カローラアクシオ“GT”」はベース車両には向かない。

部品キットには必ずターボユニットが含まれているいっぽう、カローラアクシオ“GT”にはすでにターボキットが搭載され、ECU、サスペンションやホイール、クラッチカバー、ステアリング、本革シフトノブなどが装備されている。車両価格も250万円近くするので、これをベースにN2仕様に変更するのは無駄にするパーツが多く現実的ではないだろう。

また、アクシオGTはJAF登録車両でないので、スラローム系競技なら改造車部門になってしまう。ラリーならクローズドでの参加となるはずだ。

《中尾真二》

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