【ジュネーブモーターショー09】ロールスロイスにコンパクトサルーン新登場

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ロールスロイスは19日、スタディモデル『200EX』を発表、ジュネーブモーターショーで正式公開される。現行『ファントム』よりもひと回り小さいボディを持つロールスロイスの新シリーズだ。

EXという名称はロールスロイスのスタディモデルに付けられる伝統のネーミング。2010年に発売予定の市販モデルでは別の車名が採用される。

200EXのボディサイズは全長5399×全幅1948×全高1550mm、ホイールベース3295mm。ファントム(全長5835×全幅1990×全高1655mm、ホイールベース3570mm)と比較すると、436mm短く、42mm狭く、105mm低い。ホイールベースは275mmコンパクトだ。

ファントムよりもひと回り小さいとはいえ、そのルックスは紛れもなくロールスロイス。ファントムと共通イメージのグリル、力強く伸びやかなボディラインなどが圧倒的な存在感を生んでいる。ヘッドランプには流行のLEDが使用された。

インテリアもロールスロイスらしいクラフトマンシップにあふれた仕上がり。レザーやウッドなど最高の素材が導入される。リアドアが逆ヒンジで開閉するのもファントムと同様で、高い乗降性を実現している。

メカニズムの詳細はエンジンがV12であること意外、公表されていない。しかし、関係者によると、シャシーはBMW『7シリーズ』をベースにしているのは確実。タイヤサイズは前255/45R20、後ろ285/40R20サイズが装着される。

200EXは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式公開。9月のフランクフルトモーターショーでは市販バージョンが披露される見込みだ。ロールスロイス初のコンパクトサルーンは、要注目の存在といえる。

《森脇稔》

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