ヤマハ発動機は17日、ロイヤル・フィリップス・エレクトロニクス社の100%出資子会社、オランダのアッセンブレオン社との表面実装機分野でのOEM供給・販売面での提携契約が3月31日で満了するのに伴い、新たに3年間契約を延長するとともに、関係を強化することで合意した。
両社は1988年、表面実装機分野の相互補完とビジネスチャンスの拡大を目的にOEM供給契約を締結し、20周年を迎えた。この間、両社の提携関係は順調に拡大、2008年12月にはアッセンブレオン社向け製品の生産累計5000台を達成している。
今回の契約では、OEM供給製品にクリームハンダ印刷機、接着材塗付機(ディスペンサー)を加えるほか、アッセンブレオン社はアジア地域にも進出する。
一方、ヤマハは自社ブランドの表面実装機、周辺機器の欧州、米州を含む全世界での販売を強化するなど、相互の競争力向上を目指す。同時に、表面実装機以外のハイブリッドプレーサーと外観検査装置をヤマハブランドで販売・サービスを行う代理店契約にも調印した。
今後は、従来の協力関係をベースに商品開発や販売面での提携を一層強化することで、世界各地域での表面実装機、周辺機器の大幅な販売増を目指す。