【ルマン09】アストンマーチン、最高峰カテゴリーへ参戦

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【ルマン09】アストンマーチン、最高峰カテゴリーへ参戦
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アストンマーチンは27日、ルマン24時間耐久レースのトップカテゴリー、「LMP1」クラスへの参戦を表明した。今年のルマンは6月13 - 14日、フランスのサルトサーキットで開催される。

アストンマーチンは1959年のルマン24時間に『DBR1』で出走。キャロル・シェルビーとロイ・サルバドリの両ドライバーの活躍によって、見事優勝を勝ち取った。それからちょうど50年目に当たる2009年、アストンは再びルマンの頂点を目指す。

アストンマーチンは07 - 08年、ルマン24時間の「GT1」クラスに『DBR9』でエントリーし、2年連続のクラス優勝を成し遂げている。そのノウハウはLMP1クラスのマシンにも生かされるようだ。

公開されたマシンの写真は、メインスポンサーの「ガルフオイル」カラー。ブルーとオレンジの組み合わせが鮮やかだ。タイヤは「ミシュラン」、アルミホイールは「BBS」、ダンパーは「コニ」、シャシーは「ローラ」と最強のメンバーがそろった。エンジンの詳細は明らかにされていないが、DBR9と同様に市販車ベースのV12ガソリンユニットが搭載される見込みだ。

この数年のルマンはアウディが圧倒的に強い。2000年以降、アウディは03年を除いて8度の総合優勝を果たしている。06年からはターボディーゼル搭載の『R10TDI』が3連覇。今年は『R15TDI』にマシンが切り替わり、さらに戦闘力をアップさせている。

アストンマーチンのデビッド・リチャーズ代表は、「ルマン参戦は英国自動車産業のポテンシャルをアピールする絶好の機会」と意欲満々。アウディの9度目の総合優勝に待ったをかけるべく、2台のマシンの最終仕上げに余念がない。

《森脇稔》

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