厚木市に本社をかまえるゼル・インターナショナルの日産『GT-R』のコンプリートカー「ZELE R35 GT-R Complete Edition」(左ハンドルモデル)は、全世界限定8台の販売で、すでに4台が売れたという。そのオーナーはすべて「海外のユーザー」(同社関係者)という。
同社関係者は同車について、「プライスは1888万円からとなる。ユーザーがどういう使い方をするのかをヒアリングして意向をくみ取っていきながら、ベース車の選択や、『ZELEカスタマイズドペイントプログラム』などのオプションを加えていくと、2000万円を超える額になる」という。
同社は、2008年の東京オートサロンに参考出品した“オレンジのR35 GT-R”の「エアロパーツ」類に加え、最高出力550PSを発揮するZELEコンプリートエディション用コンピュータ「FZ-ROM ECU Type3」や、ブラックのドライカーボンルーフ・リヤスポイラー・フロントバンパーなどの専用装備でで、軽量化と高出力化を達成させている。
「“ノーマルの走りはつまらない”というユーザーの声が多い。我々の“見てカッコよく、乗って楽しい”というコンセプトに賛同してくれる世界のユーザーがこのクルマを買っていく。また、納車後の保障のなかで、トラブルがあった場合、どこの国でも日本からスタッフを派遣させるという内容については、ユーザーも驚いているようだ」と同社関係者は話していた。