ジャガーは12日、新型『XFR』を発表した。同社のミドルクラスセダン、『XF』の最強版で、最大出力510psを発生する5.0リットルV8スーパーチャージャーを搭載している。
新開発5.0リットルV8直噴ユニットは2個のスーパーチャージャーで過給。最大出力510ps、最大トルク63.7kgmと非常にパワフルだ。従来のXFの最強仕様、「SV8」グレードの4.2リットルV8スーパーチャージャーと比較すると、最大出力は84ps、最大トルクは6.6kgm上乗せされている。
パフォーマンスは超刺激的。6速ATを介して0-96km/h加速は4.7秒で駆け抜け、最高速度は250km/h(リミッター作動)に到達する。現行ジャガーのラインナップでは、最速のパフォーマンスを誇る。それでいて、欧州複合モード燃費8km/リットルと燃費はまずまずだ。
大パワーに対応して20インチのワイドタイヤが装着され、ブレーキも強化。後輪左右間で駆動トルクを分配する「アダプティブディファレンシャルコントロール」が装備される。
外観は専用バンパー&サイドスカート、ボンネットのエアスクープなどで迫力のルックスに仕上げられ、グリルも専用のメッシュタイプを装着。内装はソフトグレインレザー、スポーツシート、アルミパネルなどで、エクスクルーシブな雰囲気を演出している。
新型XFRは欧州では2月から発売予定。BMW『M5』、メルセデスベンツ『E63AMG』、アウディ『RS6』がライバルとなる。