626台という過去最高の展示台数となったものの、不況の影響をあちこちに感じられる今回のオートサロン。華やかな雰囲気を演出しつつも、いつものようなお祭り騒ぎとは程遠い。コンパニオンの数もだいぶ少なくなった気がする。
不景気をある意味で象徴していたのは、東7ホールのど真ん中に位置していた休憩スペース。当初から予定されていたものではなく、おそらく出展を見合わせた会社があったのだろう。そうとしか思えない場所にベンチが並ぶ。
同様のスペースは西1ホールにもある。売店が並び、食事可能なスペースでもあるが、ここも数年前はブースとして機能していた場所だ。
インポートオートサロンが開催されていた北9ホールには商談スペースが設けられていたが、ここも実質的には休憩場所と化していた。ソファの座り心地もよく、穴場的な存在といえるだろう。