【新聞ウォッチ】三菱自動車、「明」と「暗」のニュースが混在

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【新聞ウォッチ】三菱自動車、「明」と「暗」のニュースが混在
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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年1月8日付

●ガソリン110円割れ(読売・9面)

●非正規1000人削減、三菱自・倉敷(朝日・34面)

●川重、モトGP撤退(毎日・10面)

●都の新年度方針、電気自動車は免税(東京・1面)

●次世代電気自動車、三菱自、仏大手に供給、プジョーシトロエンに、11年以降年1万台(日経・1面)

●欧州向けガス供給、ロシア、完全に停止 スズキの工場休止(日経・1面)

ひとくちコメント

新年早々、三菱自動車が紙面を賑わせている。きょうの日経が1面トップで「三菱自動車が独自開発した次世代型電気自動車を仏プジョーシトロエングループ(PSA)に2010年にも供給を開始する」と報じた。

一方、朝日などは社会面で、同社の水島製作所(岡山県倉敷市)で非正規従業員を3月末までに新たに1000人規模で削減する見通しを明らかにしたと伝えている。三菱自では昨年11月、全社で1100人以上の非正規従業員削減を発表していたが今回、新たに分かった水島分を合わせると、非正規従業員の削減は2000人を超える模様だ。

さらに、地元倉敷市で67年間運営してきた三菱水島病院(120床)を3月末で閉院することも決定している。

まさに、「明暗」を分けるニュースだが、日経によると、PSAには「2011年以降は年1万台以上の供給を見込んでいる」という。エコカーの電気自動車は話題性では企業のイメージアップにはなりそうだが、1万台以上の供給とはいえ、資金難の三菱自動車を救済するほどの起爆剤になるかどうかは不透明だ。

《福田俊之》

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