国土交通省は24日、12月31日から1月1日の年末年始にかけて、「初日の出暴走」の不正改造車に対する特別街頭検査を実施すると発表した。
「初日の出暴走」は、暴走族等が「走り納め・走り初め」などと称して、主に富士山をめざして河口湖周辺に集合し、付近の高速道路や一般道で集団暴走を繰り返すもので、その規模は極めて大きく、一般車両や沿道住民に走行妨害や騒音被害など多くの迷惑を及ぼしている。
また、暴走族の車両の大半は「マフラーの取り外し」や「タイヤ等の突出」、「着色フィルム」といった不正改造を施しているため、危険性が極めて高く、騒音も規制値を大幅に超える。
このため毎年特別街頭検査を行っているもので、今回は東京、埼玉、千葉、茨城、山梨の1都4県で関東運輸局の自動車検査官25名と自動車検査独立行政法人の自動車検査官26名の計51名が出動する。