【三菱 ギャランフォルティス スポーツバック 発表】Cピラーはこだわりのカタマリ

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「リアのデザインには、とにかくこだわりにこだわりを重ねました」と語ってくれたのは、『ランサーセディア』『ランサーエボリューション』などのデザインを手掛けてきたデザイン本部・デザイン推進部の今枝稔博氏。一体どのようなポイントにその“こだわり”が表れているのだろうか。

「最も時間を掛けた箇所」と語ってくれたのは、「Cピラー」のデザインだ。2005年のフランクフルトモーターショーに出展され、『ギャランフォルティス スポーツバック』のデザインの基本となった『Concept-Sportback』では、Cピラーにクオーターウィンドウが食い込むデザインだった。しかし市販車にはクオーターウィンドウは採用されていない。ここにこだわりがあるのだという。

また、興味深いのは、リアドアはセダンである『ギャランフォルティス』と同じものを採用しデザインされているということ。ならば、コストを抑えるために時間を掛けたデザインなのでは、と伺ってみたところ、

「コストを抑えるため、ではなく、Cピラーを太く見せることが第一。クルマ全体の“カタマリ感”を強調し、スポーティカーであるスポーツバックにより力強さを与えたかった。そのため、Concept-Sportbackとは違いクオーターウィンドウは採用せず、ドアパネルも活かすことができた」ということだった。

具体的にどれ位の時間を掛けたかについての明言は無かったが、「2005年のConcept-Sportbackでデザインの方向性は決まっていましたが、ギリギリまでこだわりを重ねた結果セダンよりも遅れた登場となってしまいました」ということだったので、もちろん他の部分も含めてだが単純に約3年以上もの時間を掛けての難産だったということになる。

また、異例となる「デザイン段階からエンジニアにも設計室に入ってもらい成形を煮詰めて行った」ということからもデザインへの力の入れようがうかがえる。

今枝氏にギャランフォルティス スポーツバックの見所を尋ねたところ、「やはりCピラーの力強さと、Cピラーとフェンダーからテールランプまで続くサイドラインとの曲面のつながりを見て欲しい。曲面が生み出す光と影のグラデーションはとてもきれいに仕上がっています」と、我が子を優しく見守る父親のような表情で語ってくれた。

実車を見る際には、Cピラーと、セダンやConcept-Sportbackとの違いに注目してみるとなお一層ギャランフォルティス スポーツバックの姿が見えてくるのではないだろうか。

《宮崎壮人》

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