【新聞ウォッチ】11月の国内新車販売、未曾有の下落率

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年12月2日付

●新車販売27%減11月国内、39年ぶり低水準(読売・1面)

●トヨタ賞与1割カット、管理職(読売・1面)

●フォード、ボルボ売却検討(読売・8面)

●なるほど経済:派遣2009年問題、契約期限切れで大量失業の恐れ(読売・11面)

●史上最大のパリ・ダカに、来月南米開催(読売・22面)

●駐車場会社、車の共有本格参入(読売・32面)

●環境元年、クルマ100年、悩む米エコ技術「日本に負けた」(朝日・3面)

●廃油で完走世界一周、練馬の山田さん(朝日・35面)

●流行語大賞、アラフォー グ〜!(朝日・38面)

●フェアレディZ 6年ぶりに改良、日産(毎日・10面)

●内閣支持率27.5%、本社・FNN合同世論調査 “麻生節”に冷たい目(産経・1面)

●「賃上げ・雇用維持を」首相、財界首脳に要請(産経・9面)

●トヨタグループ、希少素材を自力調達、専門商社を買収ベトナムで権益、環境車需要に対応(日経・1面)

●「日本政府も車産業支援を」ゴーン社長(日経・11面)

●スズキ、インド販売26%減、11月今年最大の落ち込み(日経・13面)

ひとくちコメント

「新車販売前年比27%減」---、きょうの読売、朝日、毎日3紙の1面トップ記事の見出である。

日本自動車販売協会連合会が発表した11月の国内新車販売台数(軽自動車を除く)が前年同月比27.3%減の21万5783台となり、11月としては過去最大の下落率を記録。販売台数は石油危機の1969年以来、39年ぶりの低水準だったそうだ。

今年は昨年に比べ営業日数が3日少なかったことや、需要喚起につながる東京モーターショーが開かれなかったというマイナス面もあって単純比較はできないが、もっと深刻なのは「13.1%減だった10月から下落幅が一気に倍増した」(朝日)こと。

産経は「出口見えぬ複合不況」として、メーカー内にも「もう国内需要は増えることはない」との悲観論が渦を巻いていると報じた。それは景気減速という外的要因もあるが、軽を除く自動車各社はこれまで儲かる海外市場ばかり目を向けてお膝元の国内市場を軽視してきた影響も大きい。

《福田俊之》

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