【GARMIN nuvi900インプレ その2】シンプルUIは健在 多機能でも驚くほど使いやすい

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◆カーナビの地図は何より一瞬で読みとれる視認性が大切

ナビとして目的地検索からガイドさせての走行まで一通り使ってみた。まず感心したのは快適で分かりやすい操作性だ。GARMINを知らない人は外国製ということで使いにくいイメージを持つかもしれないが、現実はその逆。GARMINは従来モデルもその使いやすさで人気を集めてきたのだ。

nuvi900は大幅に機能が増えてシンプル路線は変更されたにもかかわらず、明快な使いやすさは健在。高機能を売り物にするばかりで操作性が煮詰められていない一部の日本製PNDに見習って欲しいと思ったほどだ。

インターフェースは相変わらず分かりやすさを追求していて、あまりのシンプルさに安っぽく感じてしまうこともあるほど。しかし、高級感を出すために分かりにくくなるよりはこちらの方がずっといい。

地図も同様で、日本製PNDのように建物まで表示するといった演出は皆無だ。言ってしまえば道路以外は表示しないので、やはり安っぽいと感じる人もいるだろう。しかし、ナビを長く使っている人ならこのシンプルな地図を評価するはず。カーナビの地図は何より一瞬で読みとれる視認性が大切なのだ。画面の小さいPNDでは特にそれが重要になる。

気になる位置精度については、PNDでは一般的なGPSのみによる検出だ。しかし、実際に使ってみるとジャイロセンサーを搭載し速度信号を入力するインダッシュのナビと比較してもまったく遜色なかった。

もともとGARMINは登山などで使われるハンディGPSの分野では世界のトップメーカーで、GPSの受信にかけてはどのメーカーより豊富なノウハウを持っている。そのためGPSだけで極めて高い位置精度を実現できるのだ。もっとも、GPSのみである以上、トンネルや高架下では衛星をロストしたり精度が低くなってしまうことは避けられない。この点ではジャイロセンサーを搭載するパイオニアやソニーの製品に一歩譲ることになる。


◆細部に甘さはあるがナビとしての性能は満足できる

ルートの選び方は時間優先、距離優先、直行の3種類。狭い裏道を避けるモードが用意されていないのは残念だ。また、目的地を設定するといきなり現在位置の表示に戻ってガイドを始める。つまり、ルート全体の表示がない。

簡単と言えば確かにそうだが、これだけはちょっとやりすぎでどんなルートが選択されたのか分からない。もちろんそれを確認することは可能なのだがその操作はちょっと面倒だし、確認してルートが気に入らなかったとしても、別のルートを選ばせることはできない。つまり複数ルートの検索ができないのだ。この辺りは以前からのガーミンの「クセ」が残っている部分で、改善の余地があるだろう。

もっとも、ナビというものはどんな機種でも不満を挙げだすとキリがないものだ。上記のような点はあるにしても全体としてnuvi900のナビとしての性能は非常に高く、分かりやすさ、使いやすさは心地よいとさえ感じる。

たとえば最寄りのショップなどを検索するとき、現在位置の近くから検索できるのは当然だが、そのほかにすでに設定してある目的地の近く、そこまでのルート上の近くからそれぞれ検索できる。これは目からウロコが落ちるほどの便利さだった。

それにルート検索時の回避設定も非常に充実しており、高速道路やフェリー、Uターンを回避できるのはもちろん、任意に設定したエリア、道路を回避させることもできる。いつも渋滞している道路を回避させるといったことも可能なのだ。詰めの甘い部分もあるが、それ以上に「頑張って工夫してるなぁ」と思わせる部分が多い。
《山田正昭》

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