【ロサンゼルスモーターショー08】カムリハイブリッドに天然ガス仕様

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米国トヨタ販売は18日、『CNGカムリハイブリッドコンセプト』の概要を明らかにした。天然ガスを燃料に使ったハイブリッド車で、実車は19日に開幕するロサンゼルスモーターショーで公開される。

ベース車は『カムリハイブリッド』。トランクのスペアタイヤ部分にCNGタンク2個を設置。タイヤをランフラットにすることで、室内空間を犠牲にせずCNG化に成功した。外観はグリルレスの専用マスクが特徴だ。

満タン時の最大航続距離は約400kmと実用性は十分。パワーはガソリン車と比較して約10%劣るが、排出ガス中のCOやNOxなどの有害物質は大幅に低減できるという。

トヨタによると、米国での天然ガスの価格はガソリンよりも1ガロン(約3.78リットル)当たり10セント安く、ガソリンのように価格変動が少ないメリットがあるということだ。天然ガスの充填は全米に1000か所あるCNGステーションで行う。しかし、その半数は一般開放されていないという欠点もある。

米国トヨタ販売は「現時点ではコンセプトカーであり、市販予定はない」と説明する。CNG車の普及にはインフラの整備が不可欠。CNGで先行するホンダは2000年、カナダの天然ガス充填装置開発メーカーに20%出資。2005年には一般家庭用のCNG充填装置をリース販売し、天然ガス車『シビックGX』の普及に努めている。

《森脇稔》

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