今週末の8・9日、富士スピードウェイで、SUPER GTの今シーズン最終戦となる第9戦「FUJI GT 300 km RACE」が開催される。
現在、GT500クラスのドライバーズランキングは、23号車「XANAVI NISMO GT-R」の本山哲/ブノワ・トレルイエ組が74点でトップ。自力優勝の可能性があるのは、このチームのみで、5位以内なら王座決定だ。
数字上は、2位の18号車「TAKATA 童夢 NSX」の道上龍/小暮卓史組(60点)、3位の36号車「PETRONAS TOM'S SC430」の脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組(59点)、4位の38号車「ZENT CERUMO SC430」の立川祐路/リチャード・ライアン組(57点)、5位の22号車「MOTUL AUTECH GT-R」のミハエル・クルム/柳田真孝組(57点)まで王座獲得の可能性はある。しかし、道上/小暮組ですら、自分たちが2位以上で、本山/トレルイエ組がノーポイントという条件が必要で、かなり厳しい状況だ。
ウェイトハンデに関しては、23号車は80kgと重たいが、追う側の18号車も65kg、36号車も55kgと決して軽くない。38号車と22号車はともに25kgと比較的軽め。SC430が富士を得意とすることを考えると、38号車が上位に来そうだ。
SC430勢では、25号車「ECLIPSE ADVAN SC430」(土屋武士/石浦宏明組)と38号車「DENSO DUNLOP SARD SC430」(高木虎之介/アンドレ・クート組)がともに性能引き上げ措置「+2」の50kg減。負傷欠場から復活する伊藤大輔(パートナーはビヨン・ビルドハイム)の6号車「ENEOS SC430」も措置「+1」で25kg減。総じて、得意の富士でSC430勢が上位に進出しそうな気配である。
GT300クラスは43号車「ARTA Garaiya」の新田守男/高木真一組が75点でトップ、それを46号車「MOLAレオパレスZ」の星野一樹/安田裕信組が73点で追う。この両チームが自力優勝の可能性を有する。
自力優勝はできないが、それに近い位置に着けるのが、68点で3位の2号車「プリヴェKENZOアセット・紫電」の高橋一穂/加藤寛規組だ。得点上は、81号車「ダイシン ADVAN Z」の青木孝行/藤井誠暢組にも王座獲得の可能性は残されている。ウェイトハンデは、43号車が80kg、46号車が100kg、2号車が55kg、81号車が60kgだ。
当日券は、大人(高校生以上)が予選日は3000円、決勝日6000円。中学生以下は保護者同伴につき無料だ。