【パリモーターショー08】フィアット500アバルトに伝統のスポーツバージョン

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【パリモーターショー08】フィアット500アバルトに伝統のスポーツバージョン
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フィアットは9月22日、10月2日にスタートするパリモーターショーでフィアット『500アバルト』のチューニングキット、「esseesse」を展示すると発表した。esseesseとは「スーパースポーツ」の意味。かつてのフィアット車に用意された伝統の称号だ。

esseesseキットは1958年、アバルト社がフィアット車の性能を手軽に引き上げられるように開発したのがルーツ。esseesseキットを装着したフィアット車は、さまざまなモータースポーツで活躍した。esseesseキットが復活したのは2008年7月。フィアットが『グランデプント』のアバルト用にesseesseキットを設定したのだ。このキットは発売後、数か月で600キット以上を販売する人気となった。

500アバルト用esseesseキットは1.4リットル直4ターボに対して、専用コンピューターやBMC社製エアフィルターなどを追加。最大出力は25psプラスの160ps、最大トルクは2.5kgmプラスの23.5kgmを発生する。0-100km/h加速は0.5秒短縮して7.4秒、最高速度は6km/h上回る211km/hを実現した。

エンジン以外では強化ブレーキ&サスペンション、205/40ZR17サイズのピレリP-ZEROタイヤ、ホワイトまたはチタニウム仕上げの軽量アルミホイール、専用エンブレム&キーカバーなどをセット。オーナーの心をくすぐる演出として、専用の木箱に入れて販売される。かつてのesseesseキットはオーナー自身で取り付けられたものだが、最新のキットはフィアット指定の販売店のみで装着できる。

また、パリモーターショーでは500アバルトのワンメイクレース仕様、『assetto corse』も出品。最大出力を200psまで引き上げ、約120kgの軽量化を施した競技車両だ。2009年から「500アバルトチャレンジ」の名前でワンメイクレースを行うことも発表された。

500アバルトは欧州では7月から販売されているが、すでに多くのバックオーダーを抱えている。esseesseキットの発売で、さらに人気が高まるのは間違いない。

《森脇稔》

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