■魅力的な価格と車としての機能を両立したエッセ
維持費の安さや燃費の良さ、実用性の高さなど理由は様々なれど、軽自動車の人気たるや凄まじいものがあります。なかでも『ワゴンR』、『ムーヴ』、『ライフ』といった軽自動車界のご三家モデルは、街に出れば必ず同じ車に出くわすくらいの売れっぷり。
中古車になっても人気は衰えることを知らず、軽なのにリッタークラスのコンパクトカーより高いといったありさまです。これら売れ筋の軽自動車は、ハッキリ言ってあまり中古車で買う旨味はありません。
それよりは、現行型で6000kmしか走っていないのに、50万円以下で買えるダイハツ『エッセ』なんてどうでしょう? 走行6000kmなんて、慣らしが終わってさぁこれからという一番おいしいとき。
それを歴史の1シーンにたとえるならば、わざわざ前のオーナーが秀吉ばりに草履を温めておいてくれたようなもんです。
■燃費や実用性は?
気を取り直して、エッセの紹介といきましょう。「シンプルでおしゃれなカジュアルミニ」をコンセプトに、2005年12月に登場。軽のエンジンは同メーカー車の流用が多い中、エッセはなんと新開発の直3を搭載。
NAとしては上々の58馬力を絞り出しながらも、燃費の良さも両立。10・15モード燃費は、 4ATで22km/L、3ATでも21km/L、5MTにいたっては26km/Lも走るのです。
実用性の高さも文句なし。ドアは90度(つまり直角)まで開くので、乗り降りや大きい荷物を載せる時にラクチンです。収納スペースもたっぷり用意されていて、大型センターコンソールトレイ(カップホルダー付き)やショッピングフック(フロント)など、実際に役立つ装備がてんこ盛り。
“乗りやすさ”に関しても研究されていて、平基調のボンネットデザインは見切りが良く、大型のドアミラーで後方視界もバッチリ。最小回転半径は4.2mと、狭い道でもなんのそのです。おまけにエアバッグは運転席だけでなく、助手席にも標準装備されています。
参考URL:http://publish.carsensorlab.net/editor/_5382.html