携帯電話市場の第2四半期…3期連続マイナス、シェアに変動

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携帯電話市場の第2四半期…3期連続マイナス、シェアに変動
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IDC Japanは、2008年第2四半期の国内携帯電話市場規模と今後の見通しを発表した。それによると、2008年第2四半期の国内出荷台数は、前年比12.6%減の1177万台で、3四半期連続のマイナスとなった。

出荷台数がマイナスとなったのは、販売奨励金の削減策に伴う「割賦販売方式」への変更により一般ユーザーの買い控えが顕著化していること、全体需要を牽引するような訴求力の強い端末が不足していたことと分析。

端末ベンダー別出荷台数シェアでは、上位の順位が変動した。シャープは、前四半期の22.9%からはシェアが1.1ポイントダウンしたものの、9四半期連続で首位の座を確保した。

しかし、市場全体の販売台数が大幅な減少傾向である影響を受けて同社の出荷台数も縮小傾向が続いている。2位は、パナソニックモバイル社がシェアを15.4%から17.1%に拡大した。前四半期に引き続き比較的安定した出荷実績を記録しているのは、ドコモ向け最新機種『P906i』の販売が好調であったため。

3位以下は、富士通、NEC、東芝の順だった。前期5位の富士通は、ドコモ向け「らくらくホン」が堅調に推移したことで、NECの出荷台数を僅差ながらも上回った。

2008年第3四半期の見通しについて同社では「端末販売の不振や、慢性的ともいえる在庫調整の問題などのマイナス要因が多く存在するため、今後も連続してマイナス成長が続く可能性が高い」と見ている。

《レスポンス編集部》

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