ケーヒンは、ホンダが国土交通省に『ライフ』など6車種、対象台数約58万台の市場回収処置(リコール)の届出を行った燃料ポンプがケーヒン製だったと発表した。
ケーヒン製燃料ポンプのポンプカバーの鋳造加工が不適切なため、ポンプカバー内部の表面がささくれているものがあり、振動などにより当該ささくれが剥がれ、燃料を圧送するインペラ(羽根車)とポンプカバーとの間に噛み込み、燃料ポンプが作動しなくなり、エンジンが停止するおそれがある。
対象全車種の燃料ポンプについては、交換の市場回収処置が開始されている。
ケーヒンでは、市場回収処置に伴う点検および交換ならびに対策費用についてホンダから補償を請求されることが見込まれ、その場合、補償費用が特別損失として発生する見通し。
金額は現在取引先と協議中のため未定で、確定次第公表するとしている。