ヤマハ発動機と豊田通商は、カンボジアでの二輪車事業の基盤構築を図るため、同国プノンペン市に二輪車製造・販売の新会社を設立、10月1日から稼動させると発表した。
新会社は、ヤマハ・モーター・カンボジア(YMKH)で、ヤマハ発動機が70%、豊田通商が20%、カンボジアのKong Nuonインポート&エクスポート社が10%を出資して、資本金1150万USドル(約12億円)で設立した。
カンボジアでは、2007年3月から豊田通商とKong Nuon社による合弁会社アジア・モーターズ(AMC)がタイ・ヤマハ・モーターからセミノックダウンの二輪車部品を輸入したうえで組立て販売していた。
新会社のYMKHでは、AMCの工場と販売網を継承して事業を開始するとともに、プノンペン経済特区に9万4890平方メートルの用地を確保し、新工場を建設する。
新工場では、2009年7月の稼動を目指し、ノックダウン生産により、コストダウンとリードタイム短縮を図る。
AMCはYMKHへの事業継承後の2008年9月末に解散する予定。