ホンダは、純正カーナビ向け情報サービス「インターナビ・プレミアムクラブ」が提供する交通情報の精度を向上するため、年内をメドにインターナビ・フローティングカーデータとパイオニアの「リアルタイムプローブデータ」を相互活用すると発表した。
データの相互活用により、リアルタイムな道路交通状況のデータ量が増加し、より精度の高いルート誘導が可能となる。
今回、相互に共有するデータは、区間ごとの走行所要時間情報のみに限定する。すでに蓄積した情報の解析処理ノウハウはそれぞれが独自に開発することで双方の独自性を確保する。
ホンダは2003年にインターナビ・フローティングカーシステムを開始したが、収集・蓄積したデータは2008年8月時点で約4億5000万km、インターナビ・プレミアムクラブの会員数は72万人に達している。
一方、パイオニアは「スマートループ構想」に基づいてリアルタイムプローブ情報の収集を2007年から開始し、今年6月に発売した「エアーナビ」にも適用を拡大していく予定だ。