GMはオハイオ州ローズタウンの工場を3億5000万ドルかけて全面改装し、2010年から発売予定のシボレー『クルーズ』の生産体制を整える予定。GMによるとクルーズ生産のための総投資費用は5憶ドルに上るという。ローズタウン工場は現在シボレー『コバルト』などを生産しており、年間33万台の生産能力がある。クルーズは将来コバルトの後継モデルとなるコンパクトカーで、09年にアジア、ヨーロッパで販売が始まるが、アメリカ国内での販売開始は2011年となる。コバルトはガソリン高によるコンパクトカー人気で今年7月には16.4%の売り上げ増を記録した。クルーズは今年のパリモーターショーでデビュー予定で、そのデザインコンセプトは「革命的というより大胆なデザインアプローチ」だという。元々GMグローバルデザインチームによって開発され、アジア・ヨーロッパ向けの戦略車だったが、現在では「燃費の面で業界リーダーとなる車」を目指し、米国内での販売の牽引と なることが期待されている。
【調査レポート】米国におけるモビリティ市場調査~主要動向・プレイヤーおよびトランプ政権下における通商政策・環境規制~ 2025年9月1日 本レポートは、米国由来の主要プレイヤーを多角的に分析。GM、F…