東急車輌製造と同社製車軸を採用したトレーラメーカー9社は31日、車軸に取り付けられたホイールハブとオートマチックスラックアジャスタに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、1996年12月20日 - 2008年3月31日に製作された1万2892台。
ホイールハブについては、アウタベアリングの保持力が不足しているため、ホイールハブが摩耗し、アウタベアリングが破損、走行不能となるおそれがある。また、オートマチックスラックアジャスタのコントロールアームの固定方法が不適切なため、アームに亀裂が発生、折損し、車軸の制動力が低下するおそれがある。
改善措置では、ホイールハブを対策品と交換するほか、オートマチックスラックアジャスタのコントロールアームを対策品と交換する。
不具合発生件数は、ホイールハブが118件、オートマチックスラックアジャスタが210件で、市場からの情報と車軸メーカーからの情報でわかった。事故は起きていない。