新明和工業は29日、2006年4月にスタートした長期経営計画「Value Up200!」の目標達成が困難となったため、目標設定と活動期間を見直すと発表した。
計画では、本質的な企業価値向上に主眼を置いた取組みとして2006年4月を起点とする5か年計画と位置付け、この中で、特に前半の3カ年を「T-up130!」と名付け、「営業利益80億円以上、海外売上高比率20%以上」を目指してきたが、目標は未達となる見通し。
この状況を踏まえ、今般、Value Up200!について、「本質的な企業価値の向上」に向けた施策の効果が出てくる時期を再検討し、活動期間を見直すとともに、具体的な経営目標を設定する。
新しい計画では、テーマを「外部依存体質からの脱却 - 本質的な企業価値向上を目指して」とし、期間を1年延ばして2012年3月末までの6か年計画とする。
その上で2012年3月期に営業利益100億円、売上高1550億円、営業利益率6.0%以上、ROE5.5%以上、海外売上高比率25%以上を目指す。