気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年7月23日付
●夏のボーナス6年ぶり減、大手173社、90万9519円(読売・2面)
●ホンダ、米工場で大型車減産(読売・8面)
●八王子、駅ビル女性2人殺傷 33歳男「無差別に」(毎日・1面)
●トヨタ米販売1割減、世界で35万台下方修正へ(毎日・8面)
●トラックにもサーチャージ 適用申請1645社、荷主了解必要(毎日・9面)
●公用車運転委託全面一般入札へ、談合疑惑受け国交省(東京・2面)
●スズキ、営業最高益、新興国向け好調4-6月(日経・9面)
●ビクターとケンウッド、車載機器生産・調達を統合、海外強化、売上高2000億円狙う(日経・11面)
ひとくちコメント
ホンダが北米のアラバマ工場で大型車を年間1万台減産するという。きょうの産経を除く各紙が報じている。また、きょうの毎日と日経は、先週読売が報じた「トヨタ、世界販売下方修正」も同じ紙面で取り上げている。
北米市場ではガソリン価格の高騰で大型車の販売不振が際立つ。このため、ホンダは大型SUV『パイロット』やミニバン『オデッセイ』を減産する方針。半面、オハイオ工場とカナダ工場で生産する『シビック』は低燃費の小型車人気で在庫不足が続いているため増産する計画で、北米全体の生産台数は現状維持する模様。
ホンダの組み立て工場は、短期間で車種の変更が可能となるラインのフレキシブル化が進んでいるが、それでも追いつかないほどの米国経済の減速ぶりが気掛かりだ。