国土交通省は15日、6年前に横浜市で起きた三菱自動車製大型車のハブ破損事故に関連して、東京高裁が道路運送車両法に基づく虚偽報告事案に対して逆転有罪判決を言い渡したことについて、自動車交通局長コメントを発表した。
コメント抜粋は次の通り。
本事案は、2004年5月6日に国土交通省から神奈川県警に告発したものであり、2006年12月13日の横浜簡裁の原判決においては、被告が国土交通省の担当者から説明を求められ、虚偽の説明を行ったことは事実認定されたものの、道路運送車両法に基づく国土交通大臣からの報告要求が存在したとは証拠上認められないとされ、無罪判決が出された。
本日の東京高裁の控訴審判決では、これまでの国の主張の通り、被告が道路運送車両法に基づく国土交通大臣からの報告要求に対し虚偽の報告を行ったことが認められ有罪判決となったものであり、妥当なものと考えている。
国土交通省としては、本字案を踏まえて実施している、情報収集体制の強化、監査の強化、技術検証体制の強化といった再発防止対策を引き続き強力に推進し、リコールの適切な実施に努めていくこととしている。