日産自動車が6月2日に発表した新型『ティアナ』。日本市場では、Lクラスセダンの市場は縮小傾向にあり、自動車メーカーにとっては“デスマッチ”の様相を呈しているが、その中でのライバルとなるのは「やはりトヨタ『マークX』ですね」と有光大チーフ・プロダクト・スペシャリスト。
「マークII、マークXというブランドに対するトヨタユーザーの信頼は本当に強く、一朝一夕に崩せるものではありません。が、2003年に初代ティアナがデビューしたときには、販売店でもマークIIの下取りがかなり多く見られたのも事実。個性の光るクルマを作れば必ず一定の支持を得られると考えていましたし、新型ティアナはそれだけのクルマに仕立てられたと思っています」(有光氏)
日産のグローバル戦略の中で、日本を含めたアジア・大洋州市場を受け持つ新型ティアナの登場で、激戦区Lクラス市場の様相に変化は巻き起こるか。
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