トヨタ自動車は10日、タイのエンジン生産拠点、サイアム・トヨタ・マニュファクチャリング(STM、チェンブリ県)のディーゼルエンジン生産能力を2010年に現在の20万基から35万基に拡大すると発表した。新たに第2工場を建設し、年間15万基のディーゼルエンジンを生産する。
STMはIMV(イノベーティブインターナショナルマルチパーパスビークル)プロジェクトで、IMV車両生産国向けにディーゼルエンジンを供給している。第2工場の建設には約173億円(約54億バーツ)を投資する計画で、約700人の新規雇用も見込んでいる。ガソリンエンジンと合わせたエンジン生産能力は年間65万基に拡大する。IMVの需要増に対応しエンジン供給力を増強する。
IMVプロジェクトは世界規模でより最適な生産・供給体制を構築するトヨタのプロジェクト。IMVシリーズはピックアップトラック3車種、ミニバン、SUVの5車種で構成している。