インターナビ、SSD新端末は中古車市場にも展開

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ホンダ『フリード』と同時発表されたディーラーオプション向けインターナビ端末は2機種、昨年投入されたパイオニア製HDDモデル『VXH-093CVi』は仕様強化&値下げされての投入に対して、新端末Gathers『VXS-092CVi』はさらに低価格を実現した戦略モデルとなっている。

クラリオン製の『VXS-092CVi』は市販モデル『Smoonavi(スムーナビ)』と兄弟関係にあり価格は17万6400円。8GBのSSD(メモリー)に地図を格納する新世代端末だ。SSD採用により高速レスポンスを得ており、消費電力も少ないという。地図の容量は約4GBを確保してあり、住所ピンポイント検索約3500万件や電話番号(タウンページ)検索約1000万件と情報量に不足はない。唯一、HDDモデルと差がついてしまうのはCD録音の曲数。HDDモデルが約2800曲に対して、SSDモデルは約500曲、CDアルバム4枚程度となる。ワンセグチューナーは本体内蔵、iPod接続は別売りケーブルで対応している。

インターナビサービスを使うための通信方法はBluetooth接続のみ、もちろんBluetoothは本体内蔵である。スマート地図更新サービスには対応していないものの、インターナビ入会により1回の地図更新が無料になるなど、技術革新とサービスの組み合わせにより、絶対的な低価格と高機能を両立した戦略モデルに仕上がっている。

しかし、『VXS-092CVi』が戦略モデルと位置づけられ、多くの販売台数を見込むのは価格戦略だけではない。

インターナビ推進室の今井武室長は「ホンダディーラーや中古車専門店ホンダオートテラスと連携して、中古車の古いナビを『VXS-092CVi』に付け替えて販売してゆきます。ユーザーにとっては中古車でも最新のナビ、最新の地図、最新のインターナビサービスを利用してもらえますし、ディーラーにとっても商品強化と利益拡大に貢献するはずです。」と語りテレマティクスサービスを通じてのホンダ店舗とのタッチポイントの拡大が次回の買い替えに結びつくことも期待しているという。

「ディーラー経営安定と新車販売のためにも中古車対策は必須」(小林浩執行役員日本営業本部副本部長)という方針もあり、中古車へのインターナビ普及に『VXS-092CVi』が多いに活用される予定だ。

《三浦和也》

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